少し耳の痛そうな話。
「卒アル委員」もとい「卒園委員」における
やるパパ最初の仕事は
これまでの「卒園委員」の過去データの分析と検証だった。
特に注視したのはお金の流れだ。
1. 何に
2. 総額、いくらかかって
3. 保護者一人あたりの支払金額はいくらだったのか
具体的な金額の明記は避けるが、その内訳に戸惑ってしまった。
これは多忙な故、前例を踏襲してきた為のことだと重々承知しているので、歴代担当の皆さんを非難する意図はない。
だが、今後のために敢えて予算総額の用途内訳を比率でご覧いただきたい。
1. 卒園アルバム 60%
2. 茶話会飲食代 17%
3. 卒園生記念品 10% (時計とかマグカップとか)
4. 先生への花代 5%
5. 園への寄贈品 4%
6. 雑費 4%
これが前年度までの予算比率なのだが、おわかりいただけるだろうか。
卒園アルバムや飲食代は実費となるので、除外するとして
ショックを受けたのは
「園への寄贈品」の比率の低さだ。
そもそも卒園してゆく園児は
やるパパ家の場合、2歳からの入園なので 4年間だが
最長なら6年もの間、保育園のお世話になる。
その間、どれだけ施設や備品を消耗するか。
それを次世代のために補い、残してゆくのが
卒園で去り行く保護者の最後の謝恩の証、
すなわち「寄贈品」(贈呈品、記念品の類ではない)であり
具体的な用途は園にお任せするにしても
そのための費用として役立てていただくための予算なので
最低でも 25% が 常識範疇といっていい。
具体的な金額で落としこんでみよう。
仮に
総額26万円の予算で、4%だとすると 約1万円である。
この金額で、設備や遊具などの修繕や購入ができるだろうか。
だが25%なら、色々とお役に立てそうである。
卒アル・サバイバル・ハック! その2
卒アル委員の予算編成ゴールは「園への謝恩」が第1と心得るべし
寄贈品費用は、総予算比率 25% を目指しておけば外れることはない。
よって予算編成の設定順位は、
1. 寄贈品費を仮設定(3万円・5万円・7万円など)
2. 茶話会飲食基本費(卒園児1名 + 保護者1名 × 卒園児総数)
をベースに
3. アルバム制作費
4. 卒園記念品
5. その他
までの大枠を数パターン作成したものをたたき台に
保護者割の費用負担なども含めた現実的な予算編成へとシフトさせ
最終、保護者の皆さんへご提案できる「予算案」を作成する。
というプロセスで間違いはないだろう。
われわれ今期の卒園委員、最初の仕事はここからになる。
しつこい様だが、卒園委員の目指すゴールの
第1は「園への謝恩」であり「次世代への継承」である。
とはいえ
いろいろと物入りの時期。
保護者各位の負担額は1円でも軽くしたい。
でも
園にも喜んでいただきたい、
子供達にも楽しんでもらいたい。
目指すは、「最小限の予算で最大級のクオリティ」
ここは、委員冥利。
腕のみせどころだ。