自分たちのためのローカルなものとして立ち上げた本ブログだったが
皆さん色々とお困りのご様子で
様々なご意見・ご相談を内密裡にいただきはじめた。
その中でも多いのが
卒アルに関する「常軌を逸した保護者の言動」とその対策について。
一例をご紹介しよう。
・園児全員の写り込み数をカウントし、我が子が1カット少ないから金を返せ。
・一番気に入っていた写真を載せてもらえなかったから作り直せ。
・〇〇ちゃんと一緒に写っていて、うちの子がかすんでいるからアルバムいらない。
・卒アル委員の子供のベストショットが多い、職権乱用だから金を返せ。
まとめているのでソフトな表現になっているが、実際はかなりエグい内容だ。
要は
「自分の思ったのと違う。金を払っているのだから何とかしろ」
という、「お里が知れる」系の言い分である。
有志が仕事や育児や家事の合間を縫って築いた無償と善意の総体に対して、
この発想を持てる事でもう、何らの事後対策は無駄だと思った方がいいし
公開処刑的な情報拡散や地域での孤立など、屁でもない、
その後の社会的制裁に関しても効力を持たない人々であると思って間違いない。
触れない・関わらない・逃げるが勝ち。
とはいえ
これをまともに喰らう側にとっては、災害以外のなにものでもない。
そこで、やるパパでは
「親災対」(正式名称:親災害対策本部)を設置することにした。
卒アル サバイバル・ハック その3 親災対編
卒アル委員だけでアルバム構成をするべからず。
保護者と子供たちを巻き込め!
1. 行事や集合写真などは、保育園で子供全員にワイワイ選んでもらう。
ざっくりでいいので、レイアウトも含め
子供たち自身で楽しみにながら思い出をまとめる体験を通して
園で身につけさせてもらった「非認知的能力(*)」の集大成ともなるだろう。
2.個人パートは1ページ必ず設け、親子で自由に構成してもらう。
もちろん卒園アルバムなので、園に関わる写真限定だが
小物コラージュを駆使したり
アイドル写真集風にしたり
漫画コマ構成で吹出しや擬音をガンガンに入れてもいい。
きっと各ページがその子らしい個性に満ちたものになるだろうし
この作業自体が楽しい思い出にもなるはず。
これだけで、ほとんどの災害対策になるんじゃなかろうか。
しかも楽しい。
んで、「みんなで作ったアルバム」感がハンパないので
子ども間、親子間での
「作ったよねー」な一生の思い出になる可能性を秘めている。
それだけじゃない。
自分のページはもう飽きるほど関わっているので
関心は他の子のページに向かう。
「〇〇君、おもしろーい!」
「〇〇ちゃん、かーわいい!」
アルバム配布後しばらくの談笑が、もう聴こえてくる気がする。
「親災対」といいながら
その実
子どもたちにとっても
保護者にとっても
何か特別な時間やモノになる
ハックの提案である。
使命感や正義感でガチガチになるよりも
こうして
子供達やご家族の喜びに、寄り添いサポートする
という仕事のしかたも、卒アル委員のあり様ではないだろうか。
(*) 非認知的能力
・目標に向かって、頑張る力
・人と上手にかかわる力
・感情をコントロールする力
など、IQや採点で測れる「認知的能力」に対して、数値化できない能力のこと。